岩合光昭の海(かい)ちゃんがかわいい!あらすじと感想!(ある猫の物語)

動物写真家である岩合光昭さん。

その飼い猫であった海(かい)ちゃんの本を読みました。

世界中の数多くの猫たちと関わってきた岩合光昭さんが飼っていた猫、ということにとても興味を持ったのです。

余談ですが、初見ではかいちゃんではなく、うみちゃんかと思っていました。

今回の記事では、岩合光昭さんのプロフィールや、同著されている奥様(岩合日出子さん)のプロフィールについて

そして海(かい)ちゃんのあらすじと感想について書いていきます。

最後までよろしくお願いいたします。

目次

岩合光昭プロフィール

末っ子三男猫

岩合光弘さんのプロフィールです。

岩合光昭プロフィール

名  前  岩合 光昭(いわごう みつあき)

生年月日  1950年11月27日(73歳)令和6年2月現在

出身地  東京

血液型  B型

身  長  170㎝

岩合光昭さんと言えば、猫好きなら誰もが知る動物写真家(と言ってもいいのでは)です。

NHK BSプレミアム『岩合光昭の世界ネコ歩き』はいつまでも観ていられるくらい、猫の魅力の詰まった番組です。

また、映画『ねことじいちゃん』(2019)、『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』(2021)では監督を務められています。

本当に華々しい岩合光昭さんのプロフィールです。

どうしても私たちには猫写真家のイメージが強いのではないでしょうか?

実は岩合光昭さんは動物写真家。

ということは、猫以外の動物も素敵に撮られているのです。

以上が、岩合光昭さんのプロフィールについてでした。

岩合日出子のプロフィール

岩合光昭さんの奥様である、岩合日出子さんのプロフィールです。

岩合日出子さんのプロフィール

名 前  岩合 日出子(いわごう ひでこ)

出身地  横浜(伊豆育ち)

1975年に動物写真家の岩合光昭さんとご結婚されています。

1977年に薫さんを出産。

そして現在、山梨県小淵沢町にお住まいです。

以上が、岩合日出子さんのプロフィールについてでした。

海(かい)ちゃんのあらすじは?

海(かい)ちゃんのあらすじについて書いていきます。

末っ子三男猫

海(かい)ちゃんのあらすじ

海(かい)ちゃんは1976年生まれ。

今から48年前になります(2024年現在)

そして1975年にご結婚された岩合光昭さんと日出子さん夫妻が、最初に飼われた猫でした。

いや、岩合光昭さんと日出子さん夫妻の長女です。

東京の品川のお寺にいた子猫だった海(かい)ちゃんは、岩合光昭さん夫妻に一目惚れされたのです。

ですが、いろんな所からこのお寺に身寄りのない猫たちが集まってくるので、詳しい出生は不明です。

そんな「これ以上の子猫はいない」と岩合光昭さん夫妻に惚れこまれた海(かい)ちゃん。

実は最初の名前は「奈々ちゃん」でした。

海(かい)ちゃんになった理由は、おなかに回虫を飼っていたからです。

回ちゃんではかわいそう、せめて岩合光昭さん夫妻が大好きな「海」にしようと、海(かい)ちゃんになったのです。

性格はというと、気難しくお調子者だったという。

そんな海(かい)ちゃんの約16年間の生涯を描いた(撮った?)お話です。

以上が、海(かい)ちゃんのあらすじについてでした。

海(かい)ちゃんの感想は?

初っ端から言ってしまうと、きっと現代なら否定的な意見を浴びそうな猫の飼い方かもしれません。

外と家の中を自由に行き来し、5度の妊娠・出産をした海(かい)ちゃん。

40数年前の猫の飼い方って、これが普通だったと思います。

私が初めて猫に触れ合ったのが、小学校低学年の頃。

当時、よく遊んでいた友達の家で猫を多頭飼いしていたのです。

私の周りで犬を飼っている家は多くありましたが、猫を飼っていたのは珍しかった記憶があります。

しかも白猫のオッドアイが3頭(だったと思います)。

もちろん、オッドアイという言葉なんて知りません。

親子だと言っていました。

しかしその白猫たちは愛想を振りまくわけでもなく、ましてや触れることもできませんから、常に距離感はありました。

そしてこの白猫たちも家と外を行き来してました。

時系列的にも海(かい)ちゃんが生きた頃だと思います。

そういえばほら、サザエさん家のタマだって家の屋根に上ったりと自由に行き来してますからね。

妊娠出産についても、ほとんどの猫飼いの方は避妊手術をされていると思います。

我が家の猫もそうです。

海(かい)ちゃんは5度の出産をして、その後避妊手術をしています。

人間って勝手なもので、ちょっと羨ましいとも思いました。

我が家の猫を避妊手術したとき、一度くらい出産させたかったなとも思いました。

それを岩合さん一家は、躊躇することなく海(かい)ちゃんの出産を喜んでいます。

きっとこれも賛否両論なんでしょうね。

私は海(かい)ちゃんは幸せだったと思います。

大病することなく、直前までボーイフレンドとデートしてたなんて、女冥利に尽きるでしょう。

岩合夫妻、そして岩合光昭さんのお母様にも愛された海(かい)ちゃん。

岩合光昭さんとお母様との会話で、とても好きなものがあります。

一生懸命に子育てをする海(かい)ちゃんを見て、岩合光昭さんが

「海(かい)はまじめだね、自分のことは考えてない」

と言うと、お母様は

「そうよ、母親ってそんなもんなの」

冷たく返す。

ちょっとくすっと笑ってしまいました。

もう、岩合光昭さんのお母様と海(かい)ちゃんは、親友というか同化してますね。

海(かい)ちゃんはお母様のアバターかもしれません。

「そうよ、母親ってそんなもの」

の言葉に、岩合光昭さんとお母様の関係性が詰まってますね。

もっと言えば、岩合光昭さんとお母様も普通の親子だなって感じました。

そんな海(かい)ちゃんの16年間は、ギュっと詰まったものだったと思います。

それでも岩合光昭さんは後ろめたさを感じたと書いています。

海(かい)ちゃんは、本当はずっと岩合さん夫婦と、そして娘さんと暮らしていくと思っていたのではないかと。

岩合光昭さんの奥様の妊娠をきっかけに、7か月で岩合光昭さんのお母様の所に連れて行かれた海(かい)ちゃん。

海(かい)ちゃんの心の中は海(かい)ちゃんにしかわからないし、きっと海(かい)ちゃんはその環境の中に自分の居場所は見付けていたのではないかと思います。

きっと猫がどんな最期であっても、飼い主は後悔も含めいろいろな思いが巡るのではないのでしょうか。

末っ子三男猫

海(かい)ちゃん、会ってみたかったな…。

長男猫

ちょっとだけ末っ子三男に毛並み似てるもんね

以上が、海(かい)ちゃんの感想についてでした。

海(かい)ちゃんまとめ

先述していますが、あの動物写真家の岩合光昭さんが最初に飼った猫。

これにとても興味をそそりました。

本では『長女』と紹介されています。

きっと岩合光昭さんだから、猫飼いのお手本ではないだろうか?

何かアイデアをくれるのではないか?

そんな期待から購入した本でした。

正直言うと、ちょっと違ってました。

あの岩合光昭さんも、迷いそして悩み、そして後悔するという事が衝撃でもありました。

期待とは違っていましたが、逆の感動が得られました。

岩合光昭さんの迷い、悩み、後悔は、私たちと同じだということ。

特別ではないということ。

きっと、猫の方がたくましい。

海(かい)ちゃんも、あの子も、この子も。

最後までお読みいただきありがとうございます。

岩合光昭オフィシャルサイトより

https://iwago.jp

新潮社公式サイトより

shinchosha.co.jp

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この記事を書いた人

10年間で紆余曲折あり現在⑥猫と暮らしています。
私なりの猫情報をお届けしていくので、猫言。(ねごと)をよろしくお願い致します。

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